【仕事】僕が軽蔑していたものは
電車に乗っているサラリーマンたちの死んだ目を、学生の頃は本当に軽蔑していた。
なんやねんその顔、と強く思っていて
その感情を家で話したことがあったが、ブチ切れられたのを覚えている。
基本的にはリーマンになった今でもその感覚は変わってない。
お前も働くようになれば分かる、とか言われたけど
絶対に分かりたくない。
俺もあいつも皆、サラリーマンは辛いけど頑張ってるんだ
そんなのやめてくれ。
そんな感情を共有したって物事は良い方向には向かない。
どこまで行ったって、遅くまで働くことには大きなメリットはないと思う。
だからしょうもない共同意識は捨てて早く帰ろう、自分の時間を取り戻そう。
帰りの電車で鏡に映った自分を見て、いつかの目の死んだリーマンを思い出した。